目が肥えた
岡山県立美術館に行く途中に天満屋の地下通路で趣味で油画を習っている年配方の洋画展を目にし、ついつい一点一点見てまわった。どの作品も正直言ってあまり良いとは思わなく、絵に重厚感と言おうかパワーというか、とにかくペラペラなのだ。紙(キャンバス)の平面さから絵へとなるための何かが足りない。逆に勉強させてもらった。
音楽を聴く時に、上手な音楽だけ聴いていては勉強にならなくて、下手な音楽を聴く方が勉強になると言うが、全くその通りだった。
ただ一つこの方は上手だなと思える作品があった。正直なんの絵だったかもう忘れてしまったが、白黒のモノトーンの作品だった。これだけはペラペラ感がなく重厚感が他に比べ飛び抜けていた。絵の下に名前があって名前は忘れたが講師と書いてあった。
俺も生徒と講師の画力の差はわかる程度な目にはなってんだなと思った。