川掃除
無職になり実家に戻ってからの夏。最初の仕事が川掃除で、地元の用水路の一角を地域の親父達と鋤簾(じょれん)とカマをもって藻やらゴミやら草やを清掃する。あまり公に言えないがかなり給料がいい。金も大切なのだが、それよりも参加するおっさん達のトークを聞くのがとても良い刺激になる。漁師の話がほとんどで未知の海の現状を知ることがある。あの岡山弁の強い口調で環境問題から最近のライトは凄いという話まで目から鱗にもならない話題が続く。しかし、帰宅してサッとシャワーを浴びると話の内容は全く記憶に残っていない。何も印象のないサラッとした話が1番良い話(著書)だと開口健が言っていて、あーこういうことかと思った。