鞆の津ミュージアム
鞆の津ミュージアムに行ってきました。アールブリュットって言っていいかと思います。キュレーターの方から頂いた名刺にも書いていたし。そんな作品が展示してました。
淀川テクニックは瀬戸内国際芸術祭の際に拝見したが、その時は何とも思わなかった。学生っぽ過ぎていたように思えた。今回久々に見てとても良かった。というか誠に勝手だが、僕の標本箱の作品とパッケージングされたゴミの作品が同じ臭いがした。僕はラベル好きだから福山産と書かれ賞味期限は会期中までになっていたり、そこはやらないといけないところだけど、僕も標本箱の標本の採集日は6月4日のムシの日にした。ガチャポンの臭いもキツかった。
小幡正雄さんの赤い絵はダンボールに描いていて、僕も最近ダンボールに描いて差し上げた人はがっかりしてたけど、ダンボールのよさはあると思う。赤い絵に所々植物があって広島現代美術館でやってる作品にタッチが似ていて、こっちも負けてないクオリティがある。
宮間英次郎さんの作品もフィギュアとかいっぱいくっつけたヘルメットがぶら下がって、作品じゃないから被っていいよと、これもまたダンボールに書いていたので被った。重い。楽しい。
都築響一さんは福山市のおかんアートや、貝の博物館の方を取り上げていて、よくもこんなディープな人を見つけれるなと感心した。アンテナが半端ないんだろうか。今はネットでサクサク検索かけて解った気、行った気になるが、都築さんの見つけたものにはネット内にも見つけられない本当に足で見つけたアナログのよさと、深さ、重要性を感じる。
最後に公開制作をされている上之昌道さんのブースがあって、作品の展示即売がされていたので、500円で一つ買った。今飾るのに困っているが、ゴミでゴミを作られている作品だ。これは僕の中の褒め言葉。以前コラムに書いたが僕にはゴミでゴミを作る姿勢が作品の根源にあるような気がする。
作品を買ったのは僕が初めてみたいでスタッフの方々は大変喜んでいた。僕はそんな笑顔を500円で買った。僕も嬉しい。
ズガ・コーサクとクリ・エイトの2人は高校の学祭でよくやるミニチュアを作っている。高校生が作ったのとはやっぱりどこか違う。何でだろう。気を抜いたところがないからかなぁ。余談だが、僕も高3の時、学校のミニチュアを作った。僕ら数名の男子はグラウンド担当で、最初は作らず遊んでばかりいた。でも最後の3日間は本気で手抜きで頑張った。木は木の枝。グラウンドは砂をダンボールに撒いただけなのに、グラウンドの評価は非常に高く、僕らのクラスが最優秀賞に選ばれた。
最後にキュレーターの方とお話をした。次の展示で変な面白い場所や人を捜していて、苦心しているようだ。僕にも何処かないかときかれたが、地元のただ頭のおかしいオニージというおじさんしか思いつかなかった。名前だけカッコいいが、中身がさっぱりなおじさんだ。
また、企画公募でモナリザを描いた絵を募集している。早速帰って作ったので、また応募しよう。