岐阜旅行3 養老の滝
養老天命反転地から養老の滝に向かった。養老の滝は昔の観光地の風情が残っていて最高だ。鉱石とか盆栽とかもう土産で買う人はいないのではないかというものがあったり、大体どの店も売ってるものは同じだし値段も同じ。競争しない。
滝は徒歩で山を登っていくけど、楽な方法が一つある。ロープウェイだ。楽というか遊びだ。だから片道だけ乗った。独りでロープウェイは少し淋しかったけど、降りてきた学生がシャボン玉をたくさん飛ばしてくれたので嬉しくなっが、シャボン玉は壊れて消えた。尚更淋しくなった。
山頂から望む平野は気分がいい。若いネェちゃん達も日本って最高‼って一斉に叫んでて、まだまだ日本は捨てたもんじゃねぇなと勇気をくれた。滝につくと冷んやり冷気がきて涼しい。滝は大きくないが滝壺がないのに驚いた。しっかり水は勢いよく落下ちているのに不思議だ。滝の横に岩が祀られていた。最近岩が好きになってきたので、いいなーとかボヤいて写真を撮って近くで拝見すると驚いた。これは岩でも観音様だ。観音様が倒れて割れている状態だったのだ。僕は悲しい気持ちになったが、岩と思っていたのが観音様だった驚きが優り壊れた美しさを感じてしまった。帰りにロープウェイの受付のおばちゃんとその事について聞いた。どうやら昨日か一昨日に倒れていたらしく人為的な可能性が高く、やった奴は罰が当たると怒っていた。僕はそんな観音様をいいなーと思ってしまったくらいだから僕も罰当たりな奴だ。
帰りに土産物屋でひょうたんを買った。ひょうたんは養老の名物だ。600円もしたが内緒で負けて500円にしてくれた。老婆の接客が元気で他の店なんか開けてるだけでボーっとしてたりテレビ見てたり負のオーラしかない。だけどその店は頑張っていた。小声で、向かいの店に聞こえないように値引きしてくれた。本当は値引きはいけない。競争しないから。だけど、向かいのババアは冷たい目でこちらを見ていた。接客しないからダメなんだ。